「栄光の軌跡。」完成！
2015.12.05堀内コラム「堀内道場」
何度も読み返す本があります。何十年もやっている受験指導ですが、完成もなければ、これで終了というものもありません。一年間の授業や自分の信念を再確認するため、不安になっている自分を見つめ直すために再読しています。
十五年前に購入した「小さなヒント」には幾度と助けられました。「強育論」や「本当の算数力」などの受験本も迷っている自分のために精読し直しています。特にこの時期は、どの本よりも「栄光の軌跡。」を手に取ることが多くなります。
常に子どもたちにも読んでほしいと伝えています。やる気は自然に起こりません。もちろんスイッチなんてものはなく、やる気は自分で始動させなければなりません。しかし、一番読んでほしい人は、保護者の皆様です。心構えや学習方法を参考にしてほしいからだけではありません。どのお子様も受験終了後には掲載されている子どもたちと同じくらい成長しています。
おそらく中学受験ほど子どもに関われることは、今後もうないかもしれません。子どもたちはあきらめず最後までやり遂げようとしているのです。あと少しで変わる子どもたちはたくさんいます。もう少し見守り、応援しましょう。
合格だけを手に入れるのであれば「いい教材」があればそれで十分かもしれません。しかし、完成した「栄光の軌跡。」は、それ以上のものを得ることができる証の存在を毎年語っています。
