講師コラム

「知識」と「知恵」

2013.03.02堀内コラム「堀内道場」

 便利な世の中になり、場所やわからないことも何でも検索できます。子は親の背中を見て育つため、我が家の子どもたちもipadがあれば何でもできると勘違いしています。よくないなと思いつつも、自分の指がいつの間にか画面をフリックしています……。

 子どもたちも簡単に「知識」を増やすことができます。しかし、その知識を使える子どもたちが減っています。自分で考えなくても簡単に答えが手に入るため、「知恵」を伸ばすことが難しくなっています。

 「知識」と「知恵」ちがいます。知識は得るものであり、過去の情報です。知恵は使うものです。知恵をしぼると言うからには、知識があってこその知恵でもありますが、自らの人生を豊かなものにするためには知恵は不可欠だと思います。知識を増やすことが学習ではありません。知識はその場で得られるかも知れませんが、知恵を伸ばすには時間がかかります。時間がかかるからこそ自分のものになっていきます。知識を役立てるのが知恵だと思います。

 Next Ageを卒塾後、体験記に「合格できてよかった」「これから頑張ります」の言葉に続けて「NextAgeで学んだこと〇〇に役立てたい」と言える子どもたちを増やしていきたいです。