あなたの教科書ベスト作品は??
2018.03.21杉浦コラム「fifty-fifty」
この仕事をしていて良かったと思うことはたくさんありますが、その一つが、国語の教材において、(作品全体の一部ではありますが)いろんな文章に出会えることです。説明文は多くの知識をあたえてくれますし、物語文は心を豊かにしてくれます。ただ、どうしてもみなさんは問題を「解く」ことが求められますから、「楽しむ・味わう」という余裕はないかもしれませんが、どんな文章でもまずは「興味をもって読む」姿勢を大事にしてほしいと思います。
最近では6年生のテキストにいいことが書いてありましたね。「失敗」はダメなことではなく、「成功」のために必要なものだということ。「失敗」=「敗北」ではありません。今までも月例テストは満足できない結果の方が多かったはずです。そして「失敗⇒修正」を重ねることでみなさんは成長してきました。
4年生のみなさんは今からいよいよ中学受験の勉強が始まります。長く険しい道のりですが、思うようにいかない時にどうするか、「失敗」をどう受け止め、次に活いかしていくかが大切です。だれ一人、途中であきらめることなく3年間ともに歩んでいけることを心から願っています。
中学受験のテキストはもちろん、学校の教科書にも名作は多いですね。みなさんの今までの教科書ベスト作品は何ですか。私の小学校時代は「スーホの白い馬」と「大造じいさんとガン」が鮮烈に印象に残っています。