講師コラム

ドウダン

2014.10.30杉浦コラム「fifty-fifty」

 日頃、生徒たちに「勉強しなさい」と言っている自分ですが、「あなたももっと勉強しなさいね」と、言われているような気になることがつい先日もありました。

 5年生の月例テスト、解答解説を作成している時でした。四字熟語の「言語☐☐」の☐にあてはまる漢字を答えなさい、という問題。解答の「どうだん」を入力しようとキーボードをたたいて「変換」を押したら、画面には「満天星」との文字が。入力をまちがえたのか?と思い、再度試みるも結果は同じ。もちろんパソコンが故障しているわけでもなく、調べてみると、「満天星(どうだん)」とは「「ドウダンツツジ」という植物の名前だそうです。「今は国語の講師である自分も小学生のころは算数が一番得意、でも理科はずっと苦手だったからな・・・・・・」と勝手な言い訳をしながら「満天星=どうだん」という漢字と植物に関する知識を一つ得たのでした。知らないことはまだまだいっぱいある。日々勉強です。

 6年生は受験に向けての演習・実践の中でまちがえた問題を復習し、知識の確認・補充・整理をしていますが、「まちがえた・知らなかった・忘れていた」ところからが本当の勉強であるということを、、4・5年生にも改めて意識してほしいと思います、宿題の答え合わせでも、まちがえた問題の「答えを青で書くだけ」で、なぜそうなるかを考えなければ力はつきません。4・5年生の時の学習の姿勢、積み重ねは6年生になって受検がせまった時に必ず差となって現れます。
 4・5年生のみなさん、秋期期間の宿題は「きちんと」できましたか?その「取り組み方」をもう一度見直してみましょう。宿題をやっていないのは「言語道断」です。

 あわてた私は「満天星」とともに変換候補で出てきた「同断」を入力。あとで国語科の先生から「ちがいますよ」と指摘を受ける始末・・・・・・。反省・教訓の多い一日でした。