講師コラム

人はどうして学ぶのか

2015.07.31堀内コラム「堀内道場」

「なぜ算数を勉強するの?」毎年出てくるこの問いは、いつも私自身の原点を見つめ直させ、考えさせる問題です。

 授業中や休み時間、または家庭でも「なんで勉強しなきゃいけないの」という声を耳にします。また、耳にされている保護者様も多いのではと思います。

 人はどうして学ぶのか―。

 色々な人の考えがあり、さまざまな答えが用意されています。志望校に合格する為に勉強する人もいます。賢くなるために勉強する人もいます。学ぶ目的はどうであれ、行きつく先は主体的に行動ができ、幸せと笑顔を社会にもたらすためと答えた人もいます。

 「学んだものは壊れない」と言った人がいます。教育はまさにそのものであると思います。形あるものはいつか壊れてしまいます。しかし、学んだものは壊れることもなけば、なくなることもありません。また次の世代へと伝えることもできます。

 未来を築き上げるのは子どもたちです。その子どもたちに自分の持っているすべてを伝えたいと思います。その熱意を伝達する手段が私にとって、算数、いやネクストエイジの授業なのかもしれません。誰かを幸せにしたいという気持ちはほとんどの人が持っていると思います。

 「なんで勉強しなきゃいけないのか」この疑問は、子どもたちがしんどいからこそ出てくる言葉なのかもしれません。逃げたくなるから出てくる言葉なのかもしれません。そんな時でも真正面から今後も受け止めていきたいと思います。