講師コラム

先輩

2010.11.01堀内コラム「堀内道場」

 涙の数だけ強くなれるとか、大きくなれるという言葉があります。涙は、達成感による感動の涙やうれし涙、次のステップへの原動力となるくやし涙などたくさんあります。涙を流すときというのは、人生の転機であったり、節目であったりします。

 6年生は高田中学校の入試まで60日を切りました。本気でやっている人は、苦しくて、逃げ出したい気持ちになっているかもしれません。中には、緊張で押しつぶされそうになっている人もいるかもしれません。または、「そんな時期はもう何回も乗り越えてきたよ!」と自信あふれる笑顔で答えてくれる人もいます。本気で行動するからこそ、達成感を味わうことができるのです。合格発表の日におもいっきり涙を流してほしいと思います。本気で、全力でやれば自然と涙があふれてくるはずです。そして、そのときの気持ちを一生忘れないでほしいと思います。

 心を震わせた瞬間から人は変わります。まわりを変えることはできなくても、自分は変われます。自分が変わるためには何をすればよいのか難しいですよね。勉強する気持ちはあるのに行動できない、集中できないというときは誰にでもあります。しかし、そのときこそ自分を変えるチャンスです。どうすればよいのか。先輩たちが残した合格体験記を読んでください。同じ気持ち、同じ考えが伝わります。読み終えたとき涙をこぼしているかもしれません。実話だからこそ人を感動させるのです。苦しくなったとき、逃げたくなったとき、不安でこわくなったときにも先輩たちの言葉が勇気づけてくれるはずです。この体験記には先輩たちの涙が詰まっています。涙は人の心を震わせる力があります。

 これからの60日の授業は今まで以上に本気です。講師が本気で向かうからこそ子どもたちも本気で応えてくれます。お互いが本気になったその瞬間、心が震えるのだと思います。