入試に向けて…親の心得
2014.12.01堀内コラム「堀内道場」
自習室に来る子どもたちの表情からも真剣さや必死さが伝わります。家庭ではその必死さがあまり伝わらず、親の方がソワソワしてしまう時期です。親はこれからの時期どうすればよいかとよく質問されます。保護者懇談会でもお伝えしますが、少しだけお話します。
いつもと違うことはせず、普段通りが大切です。親の動揺が一番子どもに不安として伝わります。子どもを信じ、あまり口うるさく言わない程度に健康面に留意してあげてください。また、栄養面などの管理もお願いします。「いつも通り」というのはなかなか難しいですが、受験生にとって本番1か月前から1週間前が最も集中力が発揮できる期間です。今まで以上に記憶力や思考力が増し、飛躍的に伸びます。子どもの力は偉大で、直前まで伸び続けます。新しいものに手を出さず(その学校の過去問や類似問題は別です。)間違えた問題などの復習をしましょう。復習は合格への最短距離です。
これまでやってきた子どもたちの結果はすでに試験前日に出ています。あきらめずに最後までやってきたこと、それだけで合格です。前日にそう言い切れるためにも、これから入試直前まで私たちは厳しく指導していきます。塾では緊張感を持ち、家庭で安心できればよいのです。
そして試験当日。朝は笑顔で送り出し、あまり人が混雑しないところを待ち合わせにするといいですよ。帰りの車中で、緊張して疲れた子どもの口に入れるアメを用意できるくらいの心の余裕があると子どもは安心します。本番で力が出し切れるように私たちが全力でサポートします。