入試までのカウントダウン・・・より、大切なこと
2017.10.19堀内コラム「堀内道場」
100、99、98、……、入試本番までのカウントダウンを数え始める時期です。この時期は、子どものカバンの中から不安や心配を見つけてしまい、親の方はあせりばかりが募ります。子どもより保護者の方が毎日焦燥感におそわれてしまいます。
返却されたテストの成績表の点数や偏差値に目がいき、結果ばかりを気にしてしまいます。それも必要なことですが、もっと大切なことがテスト終了後にあります。解き終えた子どもの問題用紙を手に取り、問題と格闘した後を注視することです。どこまで解けているのか、図はかけているのか、そこには伸びるための様々な情報が残されています。問題用紙への書き込みが多いほどよいと言うわけではありません。しかし、書き込みが多いということは、それだけ間違えた理由も存在し、発見できます。
「最近成績が下がってきた」「思うように点が取れない」という子ほど、誤字や転記ミス、自分の書いた字の読み間違いなどといった力量とは別のところに多くの原因があります。特に算数で多いのが思い込みであり、「サイコロだから面の数字は1~6だろう」や「途中の計算過程の中で24+32を58と一の位をかけ算してしまう」などがあげられます。どれも防ぐことが可能なミスです。
6年生がNext Ageで受ける月例テストや全中模試もあと5回です。本番がいつもの練習の気持ちで受験できるように、練習である月例や全中を本番の気持ちで受けましょう。カウントダウンより、1日1日できるようになったことを確認して前へ進もう。