講師コラム

心の扉とやる気の扉

2010.07.01堀内コラム「堀内道場」

 心の扉とやる気の扉のドアノブは内側にしか付いていません。扉が開いていないときにいくらアドバイスや叱咤激励をしても届きません。外から無理矢理開けるなんてとんでもないことです。自分から開けるのを待つしかありません。でもドアが開き易いように手助けはできるはずです。この夏休みの宿題として、保護者の方も次の2つの事をぜひ実践してほしいな~と思います。

 『子どもの話を聴く』ちゃんと聴いているつもりでも、意外と自分の話ばかりしていませんか?相槌だけでも構わないと思います。子どもの顔を見て、笑顔で聴いてあげてください。

 『褒める』その子が喜ぶ褒め方を知っていますか?結果だけでなく過程も具体的に褒めてあげます。お手伝いなどをしてくれたときなんかは役に立っていることもちゃんと伝えてあげてください。

 我が家の長男も年中になり、少しずつたくましさが見られるようになってきました。最近気をつけていることに○○(くん)と名前をつけてあげるようにしています。挨拶にしても「○○(くん)、おはよう」「○○(くん)に手伝ってもらって嬉しいよ」などと。私たち大人でも、飲み会などで遅れたときに「○○さん、待ってたよ」と迎えてくれると嬉しいじゃないですか。ちょっとした事ですが、意識するためか前向きな言葉が多くなりますよ。