講師コラム

貯金箱

2017.11.14杉浦コラム「fifty-fifty」

 11月になり、朝夕はめっきり冷え込んできました。冬ももう間近です。冬の人気スポーツといえば、自分でやるなら「スキー・スノーボード」、観戦するなら「フィギュアスケート」が1番のようです。フィギュアスケートは演技が採点により数値化され順位が決まりますが、私のような素人目にはどの選手もすばらしく、どこに差があるのかまったくわからないので、競技としてよりも(言葉が軽くて失礼ですが)「ショー」のような感覚で観ています。

 2学期も折り返しとなりました。9~10月の授業の様子や月例テスト結果を見ていると、夏期講習や今までの努力がようやく成果として表れてきている生徒がいます。「努力」そのものは数値化して評価することが難しいものであり、また、すぐに「点数・偏差値」といった目に見える数値に反映されるとは限りませんが、努力は必ず「貯金」されています。そして逆に、今までの「貯金」が尽きてきたのではないかという生徒もいます。努力の貯金が実際のお金とちがうところは、「何もしなければ、(そのままではなく)減っていく」ということです。1日勉強しなければ、損失はその1日分だけでなく、それまでの3日間の努力にもおよびます。みなさんの努力の貯金箱、貯まっていますか、残っていますか。

 「努力」や「信頼」といった目に見えないものは、常に積み重ねていかなければすぐになくなってしまいます。まもなく来年度の時間割も発表となり、Next Ageも12年目に向けて動き出します。来季8年目の私も、これまでNext Ageが11年積み重ねた保護者や生徒のみなさんからの信頼を損なうことなく、精進していきたいと思います